宮部のこだわり

保有技術

彫刻

創業当時から守ってきた図案だけでなく、伝統の技術を生かして新しく起こしたオリジナリティーある現代的な図案も取り入れております。

お客さまのご要望にお応えして、オーダーメイドでお作りします。

紫檀の水とぎ

専用の目の細かい耐水ペーパーで研磨した後、むくの葉で磨きます。水をつけながらつやが出るまで磨いていきます。

摺り漆仕上(すりうるししあげ)

全国的にみても、摺り漆仕上の仏壇は非常に少ないです。

摺り漆仕上の美しさは、紫檀のもつ木目の美しさを際立たせるところにあります。 漆独特の、内側から輝くようなしっとりとした光沢は、丁寧な手仕事から生まれるものです。

木地に木漆をすり込み、ふき取っては磨く工程を3〜4回繰り返します。 このとき、どれだけなめらかに磨きあげるかがポイントとなります。 幾重にも磨きをかけることにより、薄く均一な漆膜が作られ、木の艶がまし、木目の美しさも生きてくるのです。

最近は、人工塗料のラッカーやニスでなどでつやを出すものも多いようですが、 つやが長く持たないだけではなく、表面を覆うことにより木の呼吸を止めてしまいます。 私どもでは摺り漆仕上によって、表面的な光沢ではなく木材そのものが光を発するようなつやを出します。

ホド組み

私どもでは、「ホド組み」と呼ばれる木ネジを使わない組み立てをしています。

ホド組みは、木材を削ってはめ込み部分を形づくっていく製法で、耐久性に優れています。

どんなに丁寧に作られた仏壇であっても、数十年使いつづけますと、木材の性質上やがて多少のゆがみが出てまいります。 木ネジを使用して組まれた仏壇は、一度ゆるんでしまうとその修理は大変難しいものになります。

ホド組みで組立てられた仏壇ですとゆるみにくく、たとえゆるんできたとしてもしめなおすことが出来ます。

手間がかかる作業ではありますが、その分、長く使って頂ける仏壇ができます。

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